【バチカン奇跡調査官】第3話感想「神々の秘密と666の獣」
雑なあらすじ。
入るなと言われていたミハエルの部屋に入り、その部屋を調査する二人。そこにはいくつかの秘密があった。
調査を続けることでこれまでの現象の理由が少しずつ明らかになり、裏で暗躍しているものにも当たりがついていく。
その中で、生徒である男の子が悪魔に憑依されたと騒がれるが、事実は違った。その中で裏の事情をローレンに調べてもらいつつ、明らかになっていく。
だいたいそんなところ。
以下は感想。
今日の気分が悪くなかったのか、前回ほど悪い印象はなかった。むしろ悪いというよりは、特に印象はない普通のアニメという感じ。
あとはやっぱりところどころに女の子向けという印象があり、男からしてみると少し気持ち悪いと感じてしまう部分もなくはなかった。全体の展開も少し早い。そしてキリスト教に精通していないからか、やはり内容の理解が追いつかないのが一番の問題か。このアニメ見てる人、内容が頭にしっかり入ってるのかな。
見ていても誰が誰だかが怪しい。7人くらいと今回初めて登場した人は名前がわかるのだが、それ以外があまり一致しない。話を見ていく上でそこまで覚えなくても良いのかもしれないけれど。
全体の方向性としてはあくまで少しファンタジーでありつつ、理由や原因をやや科学的に解明していくという感じ。というか実際にはファンタジーではないのかもしれないけれど、見た感じはそういう印象を受ける。どこか現実的でないというか。魔法陣みたいなのがそういう印象なのかな。
話が入ってこないというのが致命的だけど、おおよその話の流れは理解できるし、急ぎ足という点に目をつむれば、今後様々な謎に対する解答・解釈が得られそうではある。
憑依が実は薬漬けというオチは、現実的ではないにしろアニメとしては別に悪くない表現かなとは思う。もちろん薬じゃないほうがもっと良かったけども。
あとはRICHが豊かじゃなくてリッヒのほうだってことは、別に誰だって気づく話で、そこから意図的に遠ざけられて解釈されていたのはちょっと頂けない。それだったらちゃんとリッチのほうで進めるべきだと思う。これはただのミスリードで、それはこれくらいの知性を持っている主人公ならば最初に気づかなければならない箇所だったと思う。もちろん割符の内容が明らかになればわかることであって、特に言及する必要がなかったと言われればそれまでだけど。なんか頭がいいはずなのにそういうところに気が回らないというのはちょっとって感じ。
重箱の隅をつついてるみたいな状態になってるけど、全体として未解決なことが多すぎて消化不良な感じなのと、本当にこれらが線で結ばれてスッキリするのかという疑念を払しょくできない以上はこうなるのも仕方ないと思う。
むしろこれまでの話で、なるほどだとかスッキリしているだとか思えている人はいるのだろうか。原作があるみたいだから読んだ人はいいかもしれないが、初めてこの話を見る僕としてはまったくスッキリしていない。もうちょっとなぜの部分にフォーカスをあててきちんと話を進めてくれないと、本人たちは解決しても見てる人が意味不明なんてことになりかねない。
とりあえず全体を科学的に、論理的に解明するようだから、その辺だけはきちんとやってほしい。あと、新しい情報が明らかになっていくのは全然かまわないけど、後だしじゃんけんみたいにはならないでほしい。それを願うばかり。
一応、きりのいいところまでは見ようかなというのが今の気持ち。来週見てまた考え変わるかもしれないけれど。
第4話の感想は↓