【ようこそ実力主義の教室へ】第4話感想「他人が真実を隠蔽することに対して、我々は怒るべきでない。 なぜなら、我々も自身から真実を隠蔽するのであるから。」
雑なあらすじ。
Bクラスの話から始まる。一ノ瀬が友達の女の子に告白されそうになるところを綾小路に相談するが、綾小路はこれを軽く突き放してむしろ感謝される。
そして、ある日、須藤がCクラスの連中の喧嘩に巻き込まれたことが発覚する。
真実を知ろうと情報を集めようとするが、うまく行かず、綾小路は結果的に一ノ瀬の手を借りることになる。
だいたいそんな話。
以下は感想。
ツッコミどころが結構ある。
例えば、俯いてるだけで事実を知ってると決定づけるのは早計だし、一ノ瀬が綾小路に頼る流れも不自然だし(これは理由があるかもしれないけれど)、合鍵が作れる意味もわからないし、カラオケだかキャバクラみたいなシーンも訳が分からない。なんかいろいろと意味がわからないことが細部にありすぎて、おおもとのストーリーが全然リアリティがない。
同じ設定でもっとうまく作ったり書けたりする作家さん結構いそうだけど、ラノベの創作の世界ってこんなもんなのって思わせるくらいに節々がもろい。これでアニメ化とか、もっとうまい設定とか話とか作れる人たくさんいると思うけど。あるいはラノベ自体はきちんとできてるけど、アニメ化した人たちが話を端折りすぎてるのかもしれないけどね。
例えばカラオケみたいなところのシーンで話すと、たぶん余計なことしたら監視カメラか何かで見られてて最終的にマイナスのポイントがついてみたいなことはまず間違いないと思うんだけど、例えばカラオケみたいなところでお酒みたいなものを飲んでるシーンは、お酒だったら完全にアウトだろうし、あの雰囲気でジュースだったらむしろ滑稽だし、何がしたいのかよくわからない。いや、正確にはお酒でも滑稽。高校生があんな感じで飲んでるとか、雰囲気ぶち壊しだと思うんだけど、どうなってるんだろう。
それと、俯いてるだけで事実を知ってるとか意味の分からない洞察力。もっと何か裏を取るだとかしてからのほうがいいんじゃないのって話。切っ掛けとしてはわからなくないけど結論としてはちょっとね。ただ、問題の方向性として、普段の態度に問題があるから結局話し合いはまずいんじゃないかという考えは確かにそうだと思う。それでも、そんなところでだけ現実的なアイディアを出されてもという気もするけど。
見ていて別につまらなくはないんだけど、突っ込みどころが毎回ありすぎて、それだったらこんなシリアスに見せるような話にしないほうが良かったんではないかと思う。
なんというか、そこそこ設定の凝った作品が見れると思っていただけに、その期待の分だけそっくりそのまま残念な気持ちになっている感じ。
来週以降はもういいかな。今のところプラスの評価が出そうな感じはしないし。