まったりんぐブログ

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【メイドインアビス】第4話感想「アビスの淵」

雑なあらすじ。

いつの間にか眠ってしまったリコ。どうやらレグは守ってくれていたようだった。

リーダーからの渡し物を最後の授業と解釈した二人は、深界二層を目指す。そこまで行けば簡単には人は追って入って来れないからだ。

そうしてようやくたどり着いた二層は追手が追って来れないだけでなく、追手以外から追われるような、そんな場所だった。

という話。

 

 

以下は感想。

 

とても良かった。その一言に尽きる。絵のクオリティはもちろんのこと、アビスに入ったことによって描かれ始めた(我々からすると)未知の生物がやはり何とも幻想的な世界を彩っている。第1話のとき既に書いたけれど、やはりこの世界がどこかにあるような、そんな一種のリアリティがファンタジーの世界の中に確かに存在している。僕は結構アニメを見てきたと自負しているけれども、これだけ圧倒的な世界観を持つものがこれまでにいくつあっただろうかというレベルで素晴らしい。もちろんシナリオだけで見るのであれば他にも作品はあるだろうが、やはりこの圧倒的な絵のクオリティがその世界観を、あるいはその魅力を最大限に引き出している。そしてファンタジーの世界が息をしているかのような設定に、今からでも胸が躍る。ここまで期待しているとひょんなことで一気に見る目が変わったりするけれども、その高いレベルを期待してもいい出来であることは間違いない。

 

さて、今回の話はアビスに入ってすぐの話で、特に何かあったわけではない。あったことといえば、そこに生息する生物に襲われたこと、そして黒笛が追いかけてきたことだけど、後者はまあいいかなと思う。一つのシーンとしては良かったけど、僕があえて特筆すべき内容ではなかったかなと思う。

むしろ蜘蛛みたいな生物に襲われたシーンで垣間見えたリコの、アビスの生物に対する知識のほうがワクワクさせた。知り尽くしているからこそ出せるレグへの指示に、なるほどと思わせられた。今日の感じからすると行動を担当するのがレグで、食事を含む知識担当がリコなのだろう。

食事のシーンが来るまで食事のことについて深く考えてなかったけれど、本来は食事は重要な役割であるし、その意味ではリコがいる意味は大きいかもしれない。言い方は悪いけど主人公というポジション以外は割と足手まといなのではと思っていたから、これは個人的には朗報だった。登場人物と呼ばれる以上は何かしらの存在意義が欲しいところ。もちろん主人公らしい設定以外に。その点で今回の料理に関するシーンは満足だった。

 

もちろん来週も楽しみ。ファンタジーが好きじゃない人は微妙なんだろうけど、好きな人には絶対に刺さる気がしてならない。