【ボールルームへようこそ】第3話感想「ワルツを踊れ」
雑なあらすじ。
三笠宮杯を見学することになった多々良。その途中で清春がけがをしていることが発覚。(視聴者は)
なんとなく勘づいた千石は、多々良に清春の代わりに雫と組んでワルツを踊るよう迫る。果たして多々良はうまく踊ることができるのか。
という話。
以下は感想。
高いレベルで安定して面白い。やっぱりグラフィックデザインという意味では好き嫌いのありそうな絵柄ではあるものの、ここまでの3話で個人的には外れが一つもない。おそらくみんなそうだと思うんだけどどうなんだろう。正直驚いている。そしてどの話も結構高いレベルで面白い。
出てくる人間も心底気持ち悪い人などいなく、物語のアクセントというレベルでおさえているため、本筋はとてもすっきりとしている。そして話が自分の中にスムーズに入ってくるので素直に楽しめる。話の構成も全体としてバランスが良く、特に後半にかけての盛り上がりは毎回毎回よく作れるなと思うほどしっかりしている。
さて、今回の話で一番良かったのはやっぱり(主に視聴者に)踊れないと思われていた多々良が実際のダンスの場に立って、踊れたり踊れなかったりしたところが良かった。完璧すぎても現実的じゃなさすぎるし、かといって全然できなくても面白くない。ダンスに関しては全然詳しくないけれど、雰囲気作りという側面のおかげで理解でき、とても楽しめた。要は演出がいいんだろうね。
最終的に清春に「返せっ!」と言われるところも、「パートナーを」という意味かなと考えつつも、返せと言わせるくらいに何か感じるところがあったのだろうなと思うと、話の展開的にもなかなか熱い。
全体として、ダンスそのものをよく知らないから楽しめているのかもしれないけれど、面白いことには変わりない。
来週も楽しみだし、めちゃくちゃオススメです。