【メイドインアビス】第3話感想「出発」
雑なあらすじ。
母親からの報告を機に、アビスへ潜ろうと決意するリコ。そして自分を知るためにレグも決意をする。
今生の別れとなるやもしれない二人と、最後の日を描いた話。
(先の展開を知らないため間違ってるかもしれないけど)
以下は感想。
話としてはほとんど進展はなかった。それでも満足感が残るのはやっぱり絵のクオリティによるものと、世界観・雰囲気が秀逸に描かれているからだろう。
今回の見どころはおそらくナットとリコの別れになると思う。
今生の別れというのは当たり前だが寂しいもので、それを描くには1話くらいの重みがあってもよいかもしれない。展開が速すぎればそれはそれで質を下げるし、遅ければ遅いでだれるだろう。1話がベストであったかどうかはわからない。ただ、今回の話に不満はない。別れを描いた一片として見てよかったと思う。やっぱり絵が綺麗なところでだいぶ救われているところはあるのだろう。
オースという町がありありと形作られて感じられてきたので、その点を考えると非常にもったいないという思いもある。
僕は割と探窟に重きを置いた物語だと考えていたから、まさかアビスの中をずっと探索する話になるとは思わなかった。探窟家としての物語を描いてもかなり面白いものになるのではないかと思った点を考えると、残念という思いもある。どちらかというとそのような話で長く高いクオリティで楽しみたかったのも事実だ。
ただ、これはこれで面白そうな展開といえば確かだとも思う。ナットたちと別れるというのは想像していなかったため意外な展開。だけど、今後どれだけアビスの中をさまよい、どんな発見があり、どう物語が進んでいくのかはむしろ興味が湧く。冒険がメインになるとすれば印象としてはたくさんのアニメ漫画が頭に浮かぶが、それらと比べたときに良い裏切りがあればなお良いかなという思い。
来週も楽しみ。
第4話の感想は↓