【アクションヒロイン チアフルーツ】第１話感想「いきなり超天界！」
面白かった。第２話は見ようかなという所感。
見ても損はないと思う。非常にオーソドックスであまり激しい場面はないにせよ、見ているとすごく落ち着いた気分になれる。
どんなアニメよりもオススメとまではいかないけど、下手なアニメを見るくらいならこれ見たほうがいいとは言えるレベル。
以下は感想。
ＯＰがいい意味でひどい。素晴らしい。
いつの昭和だとツッコミが入るほどの昭和臭が最高に良かったです。（昭和というか平成初期）
ま、人の好みによるかもしれないけどね。
割と和やかに話が進む。走ってる姿とかもどこか昭和を感じる。
主人公がどの子なのかわからないけど、なんか別のアニメの「ことり」みたいな子が可愛い。こういうポジションでこういう性格の子は本当に好み。（黄瀬と言うらしい）
話が始まってからずっと本題と直接的に関係がなさそうな話が続く。いきなり町おこしというか村を盛り上げていく話が進むわけではない。
本題にパッと入るより、自然な流れで入ったほうが物語のリアリティがあるよね。まあ、町おこしが話の中心だよという流れ自体はあるにせよ、ね。
そして全体的にすごく平和な世界。
妹のためにお姉ちゃんがショーを頑張るのは、何で僕はこんなことで感動してるんだろうって思うくらいには感動があった。特に「お姉ちゃんがんばれ！」は名言。やっぱアニメってのは演出なんだなと再確認。演出あってのアニメですよ。どんなにちっぽけなものでも、本気で頑張る姿を描き、その姿や背景を見てる側が勝手に想像した時点でもう負けなわけだ。いや、別に負けて本望だったけどね。普通にいい話だと思った。
何か特別なことがあった話ではなかったし、昨今のアイドル系の流れの一つといえばそれまで。特に他の作品と比べてもヤマがあった感じもないし、そういう意味ではどうなのって感じではある。
ただ、１話目からだいぶいい話だった。小さな目標を成し遂げただけなんだけど、やっぱりこういうことがきっかけで物事ってのは大きくなってくものだし、１話の最後でスタート地点に立った感じは、よくある展開といってしまえば寒いと思う人もいるかもしれないけど、僕個人としてはかなり好き。
やっぱりこの先どうなっていくのかと期待させる終わり方は王道中の王道。それでいて１話目が素直に良い話だった。特に変なアニメにもならなそうだし、安定して全話見れると思う。
ま、舵を切っていくであろう次話が事実上の試金石と思う人は多いかもしれないけどね。地味に盛り上がって最終的にはファンがかなりつくんじゃないかなという未来も想像できる。もちろん少数の固定ファンがいくらかできるって線が濃厚だけど、それでもいいんじゃないかなと思える作品だった。
来週も見るよ。
第２話の感想はこちら↓
