【徒然チルドレン】第1話感想「告白」
いやー、これは大当たり。確実に次回も見るでしょうね。面白かったと形容するのは違うかもしれないけれど、満足だった。
これも10分少しのアニメで、しかも第1話はそれが3つに分けられてて1つ4分くらい。内容は男女の学生の恋愛を中心にしているもので、今のところ全部告白の場面。
以下は感想と理由。
告白の場面ということで、やや緊張感があったりなかったり。だいたい全部若干のギャグでシリアスが緩和されているというか、物語の緩急がうまいというのか、そういった部分がほんとによくできてる。ずっとシリアスもそれはそれで良かったんじゃないかとも思うけど、それだとやっぱり見続けるのはきついのかな。本当に見ててちょうどいいバランスだと思う。
そして、どの話の男の子も女の子もいい性格してる。最後の話は女の子よりの視点での物語だったから男の子側の感じがそこまで印象にはないけど、他のは全部ある程度は印象的なキャラ。最後のも別に印象が薄いわけじゃないけどね。ちなみに最後のに限らず、ある程度はどちらかの視点で物語は進む。それは感情移入がしやすくてより作品に入っていけるかもとも思った。
本当にどのキャラも可愛いし、かっこいい。いや、誤解を恐れずにいえば、男の子も女の子も例外なく可愛い。この言葉がもしかしたらこの作品を一番うまく表現できているかもしれない。
僕が学生だったらどの女の子が同じクラスにいても可愛いと思っていただろう。実際、似たような感じの子はいた気がする。このアニメのようにそこまで突き抜けた子は絶対にいない気がするけど。
そこはアニメだからと割り切るとして、そうなると、やっぱりかなり良くできた話ばかりで、どれをとっても学生の、子どものうちの甘酸っぱい恋愛を切り取った話で、どうも気持ちが安らぐというか、自然と良い話だなあと感じてしまう。心暖まるという言葉が適切な表現ではないような気もするが、どうも心地がいい。
他人に勧められるほどの価値を秘めた作品だと思って間違いないと感じた。
だからこの第1話の感想でオススメもするし、今期の第1話をある程度見たらオススメとしてまとめようと思った。
純粋に良い話で見て損はない。クオリティは結構高い。
ただ、絵が苦手な人はいるかもしれない。割と普通の絵だが、昨今のような可愛さやかっこよさを重視した絵ではなく、ややデフォルメの利いた、キャラの内面を見てほしいというような絵になっているし、そもそも物語がそういう構成になっている。だからまとまりとして違和感はまったくないが、苦手だという人はいるかもしれない。
しかし、そうでもなければ本当にオススメ。おそらく一話完結もいいとこなほどの短いストーリーなので、第2話からでも十分この作品の雰囲気は味わえるはず。
今期筆頭のオススメになる可能性を秘めている。
次回の感想はこちら。